京都岡本記念病院
430床を超える総合病院の新築・移転プロジェクトに、インテリアデザイン全般の担当として参加させていただきました。
バイオフィリックデザインを念頭におき、病院サイドのご要望や、スタッフの皆さまからのご意見も汲み入れ、誠心誠意とり組ませていただきました。
<エントランスホール>
屋外のカフェをイメージし、待合に街路灯を配置。中庭の緑や大きな窓から差し込む自然光とで、外にいるような開放感を演出。
壁画には癒しを感じる大型のホスピタルアート。
待合ソファーは、緊急時にはベッドになるものを採用。
デッドスペースになりがちな柱周りにも席数を確保するためベンチシートをデザイン。
サイドテーブルを設置することで、隣人とのプライバシーにも配慮。
<東病棟スタッフステーション>
<西病棟スタッフステーション>
患者さんだけでなくそこで働くスタッフ自身も、どの病棟のどの階にいるかが一目で分かるようにして欲しいという要望をもとに各病棟をデザイン。
東は「太陽」、西は「生い茂る樹々」をテーマとし、東西を赤と緑に色分け。どちらも「希望」を表しています。
このテーマをもとに各階のモチーフ(文様)をスタッフの皆さんと検討し、サイン計画に取り入れました。
救急センター入口や 全てのサイン(看板)には、視認性の良い「AXIS]フォントを採用。
<レストラン>
椅子の配置や席数などは車椅子の動線にも配慮。落ち着いて食事をしていただける、温かみのある色彩計画としました。
レストラン内の各所に飾っている世界各国の風景写真には、「患者さんに “元気になって旅行してみたい” というような希望を持って頂きたい」という病院の願いが込められています。
<画像診断センター>
検査の緊張感をほぐすようなデザインにして欲しいという要望を受け、壁面上部のクロスに新緑や紅葉を印刷。
<外観の夕景>
「病院のイメージは地域を守る鎮守の森」というコンセプトをもとに、夜も地域のランドマークとして優しい光を放つようエントランスの照明をデザイン。
京都府久世郡 京都岡本記念病院
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