医療機関初のWELL認証取得に向けて。
人の健康と快適を追求する空間。

＜受付・待合＞
ハワイの高級ホテル・ハレクラニをイメージしたシックで洗練された空間。待合ではどの方向を見ても自然にグリーンが視界に入るよう配置されており、ゆったりとした空間はさりげない安らぎを演出しています。特殊フィルターを使用した空調システムはWELL認証の厳しい基準をクリアしたきれいな空気を常に送り出しており、患者様を優しく迎え入れる気配りが院内各所にあふれている。

　

　

　

＜診察室＞
大開口の窓から自然光がたっぷり降り注ぐ明るい診察室。自然光を浴びることは体内時計を正常にし、サーカディアンリズムを整えてくれます。患者様だけでなくスタッフの体調管理にも大いに役立っている。

　

　

上部は圧巻の緑化壁。

　

＜カウンセリングルーム＞
迫力ある天然木のテーブルが印象的。閉塞感や狭さを感じさせないように上部をガラスにして明るく開放的にしたことで、患者様との信頼関係を築くのに相応しい空間となっている。

　

＜ディズニースペース＞
子どもたちが来院を楽しみにしてくれることを願ってテーマパークのようなキッズスペース。院内に違和感なく溶け込むよう、カラフルでありながら落ち着いた色調としています。椅子の生地はクリプト加工されていて汚れても中性洗剤で洗い流してきれいにできる。

　

－デザイナーの考察－

「外での診察」

矯正歯科の増築計画。新たに得られるボリュームによって、来院者が以前とは異なる体験をし、所謂“クリニックに治療を受けに行く”という感覚からの脱却を図れないだろうかと考えた。

外部は広く明るい、あるいは別世界という認識が我々にはある。至極単純に、既存より広く高く明るい診察室を用意し、歯科の動線計画上隣接した待合室は、スケールを抑え落ち着いたものを計画することにした。これは、そこに生じた空間とその対比の経験が、内部でありながら外に出るという感覚、あるいは外にいる感覚、そのような感覚をもたらすのではないかと想像したからだ。開口部を設ける等の外部環境を内部へ取り込むといったこととは、異にするものであろう。

静平な気分の落ち着く場所、溌剌とした気分の晴れる場所、そういった体験が、少しの驚きと共に矯正治療がもたらす審美への期待や意識の高揚を促し、既往の先入観を取り除いていくものとなるかもしれない。

　

　

ドクターメッセージ

患者様に満足していただくのはもちろんですが、スタッフの働きやすさと健康向上にも注目してリニューアルしました。
その結果、スタッフに笑顔が増えたことがとても嬉しく、患者様を迎えるおもてなしの気持ちにますます磨きをかけています。

　

　

設計	：	アアルトプラスワン一級建築士事務所

デザイン	：	メディカル・デザイン株式会社

　

東京都調布市　医療法人社団PRIDE会 吉井矯正歯科クリニック
https://www.yoshii-ortho.or.jp/