工夫を積み重ね予算内でクオリティ高い空間作り。

リニューアル工事の予算内に納まるように、さまざまな工夫を盛り込んでいます。家具や照明器具の再利用、本物と見間違うほどのフェイク素材の利用などを駆使して、グレードを下げない仕上がりにこだわりました。

＜受付・待合＞
かけられる予算に限りがあったため、まずは問題点と要望をしっかりすり合わせた上で、さまざまな工夫を採用したプランニングをしました。家具や照明は再利用し、受付脇の壁を抜くことができたので、そのスペースにカウンセリングルームを新設。全体のトーンや色調を統一させることで、待合室を明るく広くみせることに成功。病院の印象を大きく変えることができました。

　

＜待合＞
鏡を設置し、空間に広がりをもたせるだけでなく、受付からこの鏡をみると、手前に座っている患者の様子がわかるという機能的な役割も果たしています。

　

＜診察室＞
以前は普通の住宅で使うようなフローリングでしたが、衛生面と清掃性の向上のために、天然リノリウムの床に全面変更しました。

　

診療室のカウンターは従来のままですが、右側の壁に見える部分は裏側をカルテ庫に。プライバシーと整理整頓の双方を保てます。

　

　

ドクターメッセージ

実は父が一級建築士。しかし医療専門のインテリアデザイナーに任せた方がいいというアドバイスで水口さんに依頼。予算をかけるべき部分に使う判断や既存品の利用など、見事な采配で理想を叶えられました。

　

千葉県松戸市　しんぽ歯科医院
http://shimposhika.com/